【IPDB13-連載⑤】感染症対策に関する特許技術動向(診断・検査)(2022.12.14)

IPデータ集No.13のご紹介【IPDB13-連載⑤】をお届けします。
今回の内容は、第2部より、感染症対策に関する特許技術動向(診断・検査)について、解析した内容の一部抜粋となります。

前回の記事をご覧になっていない方は、「【IPDB13-連載④】感染症対策に関する特許技術動向(ワクチン・治療薬)(2022.11.17)」もぜひご覧ください。

※IPデータ集にご興味のある方は、IPデータ集のページ(https://www.tectra.jp/ipdata/)をご覧ください。

◆◆◆ No.13 第2部 より抜粋 ◆◆◆

  • <目次>
  •  第2部 知財に関するデータ分析 / IP Data Analysis
  •   第2章 感染症対策に関する特許技術動向 / Current Patent Trends in Infectious Diseases
  •    第2節 診断・検査 / Diagnosis・Test
  •     背景 / Background
  •     診断・検査に関する特許出願動向 / Trends in Patent Applications Related to Diagnosis and Test

第2章 感染症対策に関する特許技術動向 / Current Patent Trends in Infectious Diseases

第2節 診断・検査 / Diagnosis・Test

背景 / Background

ウイルス、細菌、真菌、寄生虫などの微生物により引き起こされる感染症の診断・検査に関して、新型コロナウイルスの報道で、PCR検査や抗原検査などを耳にすることが増えたが、感染症の診断・検査として、以前より下の表にまとめた分析が行われている。

本節においては、感染症の診断・検査に関する特許出願動向についてレポートする。

診断・検査に関する特許出願動向 / Trends in Patent Applications Related to Diagnosis and Test

(1)特許出願件数の推移 / Annual Number of Patent Applications

上のグラフは、診断・検査別の特許出願件数の推移を示している。特許出願件数は1984年~1990年にかけて増加傾向にあり、その後、多少の変動はあるものの、2010年まではほぼ横ばいである。2011年に出願件数は落ち込むものの、その後再び増加傾向にあり、全体として、それ以前の出願件数の水準に戻っている。
また、主たるウイルス感染症の流行した年をグラフ下に示している。先に述べたようにウイルスの多くは培養ができないことから、培養に関する出願件数を差し引き、感染症の発生と出願件数の関連性を検討すると、エイズ(1982年)~鳥インフルエンザ(1997年)までは、感染症に伴い出願件数の増加傾向が認められるが、その後は、ほぼ一定であった。
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◆同章より参考ページ◆

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  • <次回予告>
  •  第2部 知財に関するデータ分析 / IP Data Analysis
  •   第2章 感染症対策に関する特許技術動向 / Current Patent Trends in Infectious Diseases
  •    第3節 消毒・殺菌 / Sterilization
  •     背景 / Background
  •     消毒・殺菌技術に関する特許出願動向 / Trends in Patent Applications Related to Sterilization

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