【IPDB14-連載⑥】マルチモーダルAI(生体認証/教育/農業分野)(2024.9.20)
IPデータ集No.14のご紹介【IPDB14-連載⑥】をお届けします。
今回の内容は、第2部より、マルチモーダルAI(生体認証/教育/農業分野)について、解析した内容の一部抜粋となります。
前回の記事をご覧になっていない方は、「【IPDB14-連載⑤】マルチモーダルAI(医療データ管理システム)」もぜひご覧ください。
※IPデータ集にご興味のある方は、IPデータ集のページ(https://www.tectra.jp/ipdata/)をご覧ください。
◆◆◆ No.14 第2部 より抜粋 ◆◆◆
- <目次>
- 第2部 知財に関するデータ分析 / IP Data Analysis
- 第2章 マルチモーダルAIの出願状況分析 / Analysis of Patent Applications in Multimodal-AI
- 第3節 生体認証/教育/農業分野におけるマルチモーダルAI技術 / Multimodal AI technology in biometrics, education and agriculture
- 背景 / Background
- AI 技術の特許出願動向 / Patent Trends in AI Technology
第2章 マルチモーダルAIの出願状況分析 / Analysis of Patent Applications in Multimodal-AI
第3節 生体認証/教育/農業分野におけるマルチモーダルAI技術 / Multimodal AI technology in biometrics, education and agriculture
背景 / Background
近年の マルチモーダルAIの発展に関しては本章の冒頭に述べたとおりである。
複数種類のデータを同時に処理するマルチモーダルAIは、量・質ともに豊富な情報がインプットされ、絶え間ない学習が重ねられるため、シングルモーダルAIに比べ、より精度が高い。そのため、様々な分野において、マルチモーダルAIの技術革新が現実世界の複雑な問題の解決に貢献するのではないかとの期待が高まるばかりである。
マルチモーダルAIの活用シーンとしては、自動車の自動運転技術、防犯用の監視カメラにおける行動認識、製造現場での製品等の異常検知、産業用ロボット、医療データの多角的活用等のように多岐にわたる。 本節においては、様々な技術分野のうち、(A)生体認証分野、(B)教育分野、(C)農業分野に焦点を当て、マルチモーダルAIの特許技術動向についてレポートする。
AI 技術の特許出願動向 / Patent Trends in AI Technology
(1)AI技術の特許出願件数の推移 / Trends in Number of Patent Applications by AI
前掲の図表はAI技術分野の出願件数の推移を示している。なお、ここでいうAI技術分野の出願とは、ANY IPCとしてG06N(特定の計算モデルに基づくコンピュータ・システム)が付与された文献、および、AIに関するテキストが含まれる文献からなる(2.データ抽出条件の (1) を参照)。
AI技術分野の出願件数は、2011年頃から2019年まで増加し、特に2015年~2019年は急速に増加しているが、2020年には減少した。なお、2021年の出願データについてはデータ抽出時点で未公開の出願が存在するため、未確定の参考データである。
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◆同章より参考ページ◆
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- <次回予告>
- 第2部 知財に関するデータ分析 / IP Data Analysis
- 第3章 フードテックに関する特許技術動向 / Current patent trends in FoodTech
- 背景 / Background
- 第1節 食品ロス削減 / Reduce food waste
- 背景 / Background
- 食品ロスに関する特許出願動向 / Trends in Patent Applications Related to Food Waste
● ● ● IPデータ集No.14 ご紹介のTOPICS連載シリーズ ● ● ●
【IPDB14-連載①】IPデータ集No.14のご紹介と、第1部より日本・世界の知財、経済指標、技術分野別の知財動向
【IPDB14-連載②】台湾における半導体分野の出願状況分析
【IPDB14-連載③】マルチモーダルAIの出願状況分析
【IPDB14-連載④】マルチモーダルAI(対話型検索応答システム)
【IPDB14-連載⑤】マルチモーダルAI(医療データ管理システム)
【IPDB14-連載⑥】マルチモーダルAI(生体認証/教育/農業分野)
【IPDB14-連載⑦】フードテックに関する特許技術動向(食品ロス削減)←NEXT
【IPDB14-連載⑧】フードテックに関する特許技術動向(食品用蛋白質)